テレビアンテナの設置を検討する際に注意するのが「水平電波」と「垂直電波」です。
一部の地域では垂直偏波が採用されており、
アンテナの設置方法を誤ると映像が乱れる大きな原因になります。
この記事では、垂直電波の特徴や水平電波との違い、
偏波を間違えた際のトラブル、さらに地域ごとの採用状況について詳しく解説します。
電波は「電界」と「磁界」から成り立つ電磁波の一種で、互いに直交しながら伝わります。
この電界が地面に対してどの向きに振動しているかによって、電波は以下の2種類に分けられます。
UHF放送(地上デジタル放送)では、混信を防ぐために水平偏波と垂直偏波を使い分けています。
送信局ごとに採用している偏波は異なり、
効率よく受信するためにはアンテナを送信局の偏波に合わせることが重要です。
参考までに、現在の地デジ送信局の約95%は水平偏波を採用しています。
一方で、一部の山間部や沿岸部などでは垂直偏波が使われており、地域によって偏波の向きは異なります。
垂直偏波は、山や建物などの障害物が多い地域でも比較的安定して届きやすい特性があります。
そのため、地形や都市環境に合わせて一部の地域では積極的に採用されています。
送信局が垂直偏波を採用しているのに、アンテナを水平向きで設置してしまうと、
電波をうまく受信できず以下のような症状が出やすくなります。
実際に「近所では問題なく映るのに、うちだけ映らない」というご相談の多くは、
この偏波の不一致が原因です。
そのため、アンテナ工事の際には事前の電波測定と地域情報の確認が欠かせません。
日本全国の地デジ送信局のほとんどは水平偏波ですが、以下のような地域では垂直偏波が採用されています。
そのため、アンテナ設置前には
「自宅がどの送信局を利用しているか」
「その送信局が水平偏波か垂直偏波か」
を必ず確認することが重要です。
総務省やアンテナメーカー(例:DXアンテナ)の公式サイトでも
送信局ごとの偏波情報を公開しているので、事前確認をおすすめします。
送信側が垂直偏波を使用している場合、受信側のアンテナも垂直方向に設置する必要があります。
偏波が一致していないと、十分な電波を受信できず、映像の乱れや受信不良の原因になります。
一般的な八木式アンテナは、素子(エレメント)を縦方向に設置することで垂直偏波に対応可能です。
また、近年では垂直偏波専用のデザインアンテナや、
屋根上に設置できるユニコーンアンテナといった新型アンテナも登場し、
外観を崩さずに安定した受信が可能になっています。
垂直電波(垂直偏波)は、アンテナ設置の際に必ず意識すべきポイントです。
特に新築やアンテナ交換を検討している方は、お住まいの地域が水平偏波か垂直偏波かを確認し、
それに合ったアンテナを設置することで安定したテレビ視聴が可能になります。
「うちの地域はどちらなのか分からない」という方は、ぜひ専門業者にご相談ください。
お電話:070-8526-9089
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